実験ショー紹介
■鉄人コース「もしも僕が化石になったら?」
佐藤真太郎
皆さん、「化石」って知っていますか?
どんな化石を知っていますか?恐竜、アンモナイト、三葉虫、この他にもたくさんの化石が、この地球の様々な地層から出てきますね。
皆さんは、化石についてどのようなことを知っていますか?地球の壮大な時間の流れ、その中に生きる生き物たち、この地球に生命が誕生してから今日までの様々なドラマを化石が語っていることを知っていますか?そして、私も、あなたもいつかは化石になる日が来るのでしょうか?
このサイエンスショーを通して、一緒に化石の声に耳を傾けてみましょう。
(1) 化石が語る世界 〜恐竜の化石からわかること〜
「化石」は、はるか昔にこの地球に生きていた生き物のことを知る手段の1つです。古代の生き物はどんな姿形をしていたのだろう?どんな生活をしていたのだろう?どんな鳴き声だろう?「化石」から得られる情報から、当時の生き物の出した音を再現し、古代の生き物の生活の様子の一部分を探りましょう。
(2) 化石が出来るまで
「化石」はどのように出来るのでしょうか?はるか昔に生きていた生物が、化石として私たちの目の前に現れるまでを観察してみましょう。
(3) 僕も化石になるのかな?
今、この瞬間を生きている私たちも、いつかは「化石」となるのでしょうか?そもそも、人間の化石は
現在見つかっているのでしょうか?そのように人間の化石について考えてみましょう。
(4) 今は化石でしか見ることの出来ない生き物
ステラーカイギュウを知っていますか?ステラーカイギュウはある事件によって絶滅してしまった生き物です。どのようなことがステラーカイギュウを襲ったのでしょうか?化石を通して、生命の大切さを考えましょう。
さぁ!壮大な地球のドラマの一部分を垣間見よう!
実験ショーのポイント
私は化石が好きです。私が初めて採った化石は形を留めていないアンモナイトでした。この化石は、今も大切な私の宝物です。化石との対話は、当時の自然環境、化石として残った生物の生態や行動、その他様々なことに想いを巡らせる機会を私に与えてくれました。この感動と魅力、そして化石の価値を多くの人に伝えたい。この想いから「サイエンスショー、もしも僕が化石になったら?」がスタートしました。
化石は、この地球上の様々な場所で見ることが出来ます。しかし、せっかく見つけた化石は、見方や楽しみ方、そして価値がわからなければ、道端の石と同じになってしまいます。子どもたちが自然に出て、化石を発掘した時、その化石から様々な想いを巡らせ、化石を楽しめるようになってほしい。そんな思いをサイエンスショーを通して伝えたいと思います。
また、私はこのサイエンスショーで、「命の大切さを探る」ことも伝えたいと思います。地球上に住む、一つ一つの命を大切にする心を「化石」から発掘しましょう。
プロフィール
氏名 佐藤 真太郎(さとう しんたろう)
所属 北海道教育大学釧路校大学院生
北海道立標茶高等学校講師
道東各地でシャボン玉のサイエンスショーを実演。また、日頃、様々な活動の中で地域の子どもと関わりながら、自然の中で理科を楽しく教えることをしています。
「身の回りのいろいろなことに、不思議さを探し、興味を持ち、そして、自分で解決したい。この気持ちが、学ぶ楽しさの醍醐味の一つなのだ!!」
そんな想いを胸に、多くの人と一緒に毎日「理科」を楽しんでいます。
当日は、私たちの仲間、北海道教育大学釧路校大学院の米原史剛、藤吉美帆、太田政代がサポートしてくれます。
実験ショーの様子
copyright(C) 2009 「科学教育フォーラム2009」実行委員会 お問い合わせ:office09@sci-fest.org