「科学の鉄人」とは

 料理人が腕前を競いあうテレビ番組「料理の鉄人」と同じように、「サイエンスプレゼンテーション」を参加したこどもや大人がその場で評価し、勝ち負けを決めていく過酷な戦いが「科学の鉄人」です。

 料理の鉄人は、「アイアンシェフ」という題名で米国でも放映され、これに注目したサンフランシスコの科学エクスプロラトリウムが、「アイアン・サイエンス・ティーチャー」として実験ショーを競い合うイベントを発案しました。日本では2002年にこのイベントが始まり、今回の開催で15回目となります。

 「科学の鉄人」は、小学生や中学生を対象にサイエンスプレゼンテーションを行い、いかに子どもを引きつけ科学の原理を分かりやすく理解させるかという技量を競い合います。

 「科学の鉄人」の目的は、「一般の人々に科学をもっと楽しいと感じてもらうこと」であり、「科学を文化としてとらえる人々を増やすこと」です。

 今回は「ショー」と「ブース」それぞれでサイエンスプレゼンテーションを実施して頂き、会場を訪れたこども審査員及び大人審査員の投票によってその年の「科学の鉄人」が選ばれます。審査員全員を対象とした、ステージでのダイナミックなサイエンスショーと、審査員がそれぞれのブースの前にあつまり対面式、対話式、参加型の科学実験または科学工作などを実施するという、2種類の違ったアプローチによるサイエンスプレゼンテーションにより、真の「科学の鉄人」を決める内容へと進化しており、これまで以上に価値のある称号となることを期待しております。

活動のねらい

科学教育に関する指導技術についての提示と研究協議

概要

小、中学生を対象とする15分程度の「サイエンスショー」を実施した後、ブースにて対面式のサイエンスプレゼンテーションを60分程度(15分×4回程度)実施していただきます。その中で「いかにこどもを引きつけ、科学の原理を理解させるか」という技量を競い合い、会場を訪れたこども及び大人の審査員(事前公募)による「ショー」・「ブース」それぞれの採点(1人1票ずつ投票)によって、今年の「科学の鉄人」が選ばれます。出場者は4名(組)です。出場者数が決まり次第プレゼンテーションの持ち時間を発表させていただきます。