トレーニングマスター水玉ハカセ
実験ショー映像
実験ショー紹介
みなさん、こんにちは。私は、トレーニングマスター水玉ハカセです。
なぜ私が「トレーニングマスター」と名乗っているのかを教えましょう。
それは、私が「水」をトレーニングし、自由じざいにあやつることができるからです。マスターという言葉は、「ししょう」とか「親方」という意味です。つまり、私のことを次のように思ってもらえれば良いのです。
「水」のししょう、親方
私が水を自由じざいにあやつるすがたをみなさんには見てもらいます。
◆水を入れたコップに工作用紙でふたをします。そのふたをおさえながらひっくり返します。おさえている手をはなします。さあ、どうなりますか。
当然、ふたは落ちて水はこぼれます。ぜったいにこぼれます。だれがやってもこぼれます。
もし、ふたを落とさず、水もこぼれさせないことができるという方がいれば、私と勝負しましょう。
みなさんには無理ですが、私がやれば、ふたは落ちません。当然、水もこぼれません。だって、私は水のトレーニングマスターなのですから。
それをわかってもらうために、私が水をあやつっていることをさらに見せましょう。「こぼれろ。」と言えば、水はこぼれます。「ストップ」と言えば、ピタっととまります。これは、トレーニングマスターの私だけができるワザなのです。
◆宇宙ステーションの中では水はどのような形になるのか知っていますか。有名な実験なので知っている人も多いでしょう。ビー玉のような球形になってふわふわと空中をただよいます。
トレーニングマスターの私であれば、この地球上、みなさんの目の前で、宇宙ステーションで見られるような水玉を見せることができます。
私の近くに来れば、だれでも美しい水玉を作ることができます。
私がよびかけたら、ぜひステージに来て、水玉を自分自身で作って下さい。
でも決して黄色い水玉を作ろうとしてはいけません。これだけは必ず守って下さい。
実験ショーのポイント
私のショーは、「なりきり実験ショー」です。私自身が水玉ハカセになりきって活躍する姿を楽しんで下さい。
水玉ハカセは、水の「トレーニングマスター」と名乗って実験を披露します。なりきっていますから、ショーの中で見せる実験をすべて、
「水をトレーニングできる私だけができる技だ。」
と言います。当たり前のことですが、決してそんなことはなく、誰にでもできる技です。
しかし、それぞれに科学の仕掛けがしてあります。その仕掛けがどのようなものなのかは、ショーが進むにつれて分かってきます。手品とは異なり、タネを堂々と明かします。
そのタネがどのようなものであるかを考えながら見ていただくことも、私のショーを御覧になる時の楽しみ方の一つです。
ショーの中で使用するもので、大人の興味をひくと思われる2つのものを紹介します。
1つ目は撥水剤です。今回は、日華化学株式会社の「アデッソWR-1」という商品を利用しました。疎水性シリカを原料とし、金属類やフッ素化合物を含んでいません。撥水性が強化されているため、超撥水剤と呼ばれています。刷毛で塗って乾かせばすぐに使えるようになります。
2つ目はストロボスコープです。青森県の橘電子製のLEDストロボスコープを使用しています。HPからの細かな問い合わせにも応じていただけます。(橘電子 http://tachibana-denshi.co.jp/)
プロフィール
氏名:木色泰樹(きいろやすき)
所属:出雲市立第一中学校(出雲科学館)
出雲科学館では、出雲市内全小中学生対象の理科授業が行われています(各学年1〜2単元)。私は、その理科授業を担当しています。授業は、サイエンスホールという広い部屋を使って百人以上が一緒に学習する時間と、学級ごとに実験室で行う時間にわかれています。私は、サイエンスホールの学習をサイエンスショーと同じような「なりきり」スタイルで授業しています。